5.井内清志 SORABOXを語る。
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井内清志 SORABOXを語る。 |
小さくて、かわいくて、かしこい家なんです。
SORABOXは、基本の間取りが決まっているので、家づくりが簡素化できて、コストが安く抑えられます。
けれど、単純な規格品とは思わないでくださいね。
そこに住む家族にとって必要のないムダをそぎ落とし、いろんな暮らしの知恵や楽しみがギュッと詰め込める。
小さくて、かわいてく、かしこい家になっています。
家の中に、自分の家をつくりましょう。
SORABOXには、ほとんど壁がありません。
家族の変化に応じて空間の仕切り方を考えて、変えてほしいと思っているからです。
今、私は個人の空間を生む家具を作っています。
例えば、ベッドと机と収納が一体化した可動式の家具。
これを使えば、空間を身にまとって自由に動けます。
入れ子のように、家の中に自分専用の小さな家を持つ感じです。
空間作りも暮らし方も、固定せずにどんどん更新してください。
家のまわりは庭?なのかな。
家そのものが小さいと、自由に使えるまわりの地面が広がります。
そこで何がしたいと思いますか?
いわゆる庭でもいいし、庭じゃないものにもなってもいいですね。
趣味に、みんなの集いに。
家の中に広がる空間も、自由な発想で考えてほしいです。
新しい「ちょうどよさ」が基準です。
必要なものにすぐ手が届いて、気持ちよく管理ができて、
何かしていても、じっとしていても落ち着ける家に住みたい。
そう感じる人が、世代や地域をこえて現れているみたいです。
おのずと、あまり大きくないものになりそうでしょう?
暮らしや居住空間に対する「ちょうどよさ」の感覚の変化ですね。
SORABOXは、その新しい感覚を形にしていきたいです。
今のSORABOXは小さくて四角いですが、
丸いSORABOXや、リフォームのSORABOX、海外のSORABOXも計画しています。
SORABOX的な感覚を様々に広げていきます。
小さな家のデザイン住宅 『SORABOX』をご覧になりたい方は、ソラマド写真館へ