第190号 住まいにおいて、何に価値を求めるか?

持ち家にしろ、賃貸にしろそれぞれに
メリット、デメリットがあると思います。


持ち家なら、

ペットを飼ったり、
ガーデニングを楽しんだり、

また、リフォームなども
自由にできますよね。


しかし、補修などの
メンテナンス費用が必要ですね。

それに固定資産税などの税金も
毎年払わなくてはなりません。


それに比べ、
賃貸ならそんな心配はいりません。

また、その場所が飽きたら、
引っ越せますしね。

しかし、自由に
暮らすことはできないですよね。


「何に価値を求めるか?」に
なってくるのですが、


子育て世代の方々は、
「自分たちの家がほしい!」

と思うことが多いと感じています。



ちなみに、私の元同僚で
同じ住宅系の仕事をしていて、

昨年結婚をし、小さなお子さんをもつ
男性がいます。




独身時代は、
住まいや暮らしに対して、

・無駄なものに、お金を使いたくない。
・「自分の空間」と「パブリックな空間」があれば良い。それぞれは小さくてもよい。
・客を呼びたいけど、部屋がよくなかったり落ち着かない時は、あまり呼びたくない。(居酒屋で会うのでOK)
・庭があっても、手入れをしたくない。
・おしゃれ感は、家自体というよりも、家具や小物で十分演出できる。
・一つの場所に住み着くというよりは、いろいろな場所で活動したい。

故に、
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ローンを背負ってまで家は欲しくない。
賃貸マンションでOK。
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という

考えだったのですが・・・



結婚、子どもが生まれたことで、

・自分にとっては無駄かもしれないけど、子供が興味を示すかも。
・客が来ることによって、挨拶をさせたり、片付けをさせたりという機会が生まれる。
・家具や小物ではなく、空間としてよいものを経験させたい。(「よいもの」を見せておきたい)
・庭のない狭い家に閉じ込めておきたくない。
・庭で走ったり、土をほらしたり、虫とたわむれたりという機会を与えたい。
・掃除したり、怪我したりという経験もさせておきたい。
・転校とかは、あんまりさせたくない。

など、

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家は、自分のためのものではない。
子供のためにほしい。
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という考えに変化してきたみたいです。


子供の教育、経験ということを考えた時に、

”自分にとっては不要だけど、
子供にとってはいい刺激になる”

という視点が入ってきて、
真剣に考え始めている様子です。


まさに、
「住まいは子どものために」ですね。

 


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