集成材
集成材は強度コントロールされている。
集成材の製造工程では、ラミナ板の段階で強度を測定しています。
これは認定工場の基準のひとつです。認定工場で生産された集成材は、
強度を測りコントロールされたあたりはずれのない材料ということです。
集成材は世界的に認められている。
集成材はエンジニアリングウッドとして、日本が木材を敬遠している間に海外で広まりました。
実験や計算など合理性で検証され、橋梁や大規模施設など、多くの実績を残しています。
乾燥させるには板状にすると良い。
乾燥しにくい材も、板状にすると乾燥しやすくなります。
集成材というのは、まさに乾燥の技術を進めたものだと言うことです。
集成材の方がコストがかかる。
集成材にするためには、それなりの大きな機械も必要ですし、圧着をする
などの加工の手間もかかります。余っている材で生産するわけでもなく、
決して安い木材として流通しているわけではありません。
乾燥材は集成材よりコストがかかる。
木材のコストに大きく影響を及ぼすのは乾燥の工程です。
集成材は、この乾燥の工程でコスト低減を目指しています。
集成材と同じ含水率で等級の高いムク材を求めればとても高価になります。
日本には集成の伝統技術がある。
日本は伝統的に木材加工を得意としてきました。
仏像や工芸品などでは、現代の集成材に通じる加工を行ってきています。
これらの材も、しっかり保存されて残されています。
戦闘機に使われていた接着剤。
終戦中、金属が不足したため戦闘機のプロペラは集成材で造られました。
雨の中を飛び過酷な環境にあっても壊れません。
それどころか60年以上も経って、何の変化もなくいまだに残されています。
柱や梁など、構造躯体の軸となる構造材に最大荷重、曲げ強度ともに
一般木材の役1.5倍の強さを持つ集成材を使用しています。
工学的に性能が計算・評価・保証された木材製品です。