素材へのこだわり「杉(床材)」
日本の木を見直そう。
大工の口伝に「民家の床は一に赤杉」というのがあるそうです。
ソラマドの床は、国産杉板で主に近県の産地の素材を使っています。
杉板の特徴は、空気を含み、夏はさらっとして寝転がってもべとつかず、
冬は靴下なしでも暖かく過ごせます。
また、柔らかいので、小さなお子様が転んでも怪我をしにくくなっています。
日本を代表する木「杉」。
杉の学術名はクリプトメリア・ヤポニカです。
ヤポニカとはジャパン、つまり日本の国名がついているのが杉なのです。
人と関係の深い「杉」。
日本の神話と同様に、トルコの神話にも「トルコ杉で船を造れ」と残されています。
また世界で唯一樹形が国旗にデザインされているレバノンの図案の木も杉です。
日本だけでなく、人と縁の深い木が杉なのです。
きれいな空気を吸って育った「杉」。
空気汚染に最も弱い樹種は、杉・モミ・赤松です。
杉はきれいな空気を吸って育った材料です。
昔から、桶や樽などに使われているのも、きれいな樹木であるからかもしれません。
繊維質が長いので乾燥しにくい「杉」。
杉は、松や桧に比べても折れにくいと言われ、
それは杉の繊維質が長いからだと言われています。
その繊維の長さは、水分の保持力ともなり、乾燥しにくいのですが、
それが杉材の柔らかさになっています。
杉の匂い。
木にはそれぞれに特有の匂いがします。杉はとても優しく甘い匂いです。
また、杉の匂いには持続性があって、長い間優しい匂いを放出します。
杉材は日本酒で拭いてあげる。
木材の手入れは大変そうと思うかもしれません。
どんなワックスを使うのかとか、どんな道具が要るのかなど・・・
でも実は簡単。安い日本酒で拭いてあげるのが一番の手入れです。
アルコールが汚れを落とし、糖分がツヤをだしてくれ、木は生き返ります。
木材は音響効果も良い。
ピアノ・ギター・バイオリンなどの楽器の多くは木でできています。
木材は音響効果がとても良いのです。
ホールなどの内装で木材が使われるのもそのためです。
内装に木材を現わすのは、音響にも適していますね。
木材の触感がやさしいのは?
木は天然の断熱材です。熱が伝わりにくいので、
触っても急激に手から熱が奪われることがありません。
フローリングなどの新建材を触った時との、冷たさの感覚が違うのです。
木材は人と暮らして長持ちする。
家は、住む人がいなくなると、不思議と朽ちていきます。
きっと木は人の息吹も感じながら、長持ちしているのでしょうね。