blog変わらない風景。
最近、晴れの国・岡山も雨の日が続いています。
雨の日は嫌いではないけれど、じめっとした空気は、やっぱり少し苦手です。
先日、閑谷学校へ行ってきました。

久しぶりに訪れましたが、閑谷学校は変わらない風景で迎えてくれました。
私自身、建築の空間として好きな場所のひとつです。
縁側に座って、芝を眺めながら過ごす時間。
特別なことをするわけでもないのですが、なぜかほっとして、落ち着きます。
「やっぱり、ここはいいなぁ」と、改めて感じました。

建物ももちろん好きなのですが、
資料館へ上がっていくアプローチにある石塀も、とても好きです。
塀というと、敷地と外を分ける「境界」というイメージがありますが
閑谷学校の石塀は少し違うように感じます。

緩やかに曲線を描く石塀が、資料館へ向かう道に沿って続いていて、
まるで「こちらへどうぞ」と、やさしく迎え入れてくれているようです。
ただ境界をつくるだけではなく、人を自然と奥へ導いてくれる。
そのやわらかな曲線と、周囲の景色との馴染み方がとても美しくて、
私はこの石塀が気に入っています。
建物だけを見るのではなく、そこへ向かうまでの道や、周囲の景色、建物との距離感。
それらも含めて、ひとつの空間として楽しめるところが、閑谷学校の好きなところなのかもしれません。
長い歴史を刻んできた建物だからこそ、
訪れるたびに建築のすばらしさを感じさせてもらえます。
変わらない風景の中で、ゆっくりと時間を過ごす。
そんな閑谷学校の魅力を、今回も改めて感じた休日でした。