blog宮大工

2020/07/22(水) ソラマド

梅雨明けかな?と思うような日々が続いている岡山事務所ですが、

そんな猛暑の中福岡県で進めている平屋のソラマドの家の現場を見てきました

 

はじめてこの敷地を訪れた時、住宅街にありながらそこだけが緑に囲まれているような不思議な空気間を感じる場所でした

 

建築予定の場所は傾斜地で擁壁で土留めがしてある場所で、当初の予定では全て擁壁を撤去して平地に整地してから建築をする予定でしたが、長くこの敷地を作りあげてきた風景を崩すことなくその敷地に沿って建てることが、この敷地の個性を生かすことができるし、ここにしかできないソラマドが出来るのではないかと思い、擁壁を残し傾斜地に建てることを提案しました

 

最初はどんなものができるのかイメージが出来なかったクライアントもスケッチや模型をご提案するうちにこの挑戦に承諾してくれました

 

内部は傾斜に合わせてスキップフロアになっています

敷地に合わせて室内も下がってくる計画です

 

 

 

現場では外壁の左官工事の下地が貼られている状況でした。

横葺きのガルバリウム鋼板の屋根とスッキリした軒がとても綺麗に仕上がっていました

 

普段はプレカットと言って工場で事前に精密に切ってきた木材を組み立てていくのですが、今回の屋根工事は軒の出が複雑なため現場で大工さんに調整してもらいながらつくってもらいました

 

 

特に軒の角の部分は支えるのが難しく現場作業ではなくては出来なかったと思います

聞けば今回の大工さんは寺社仏閣なども手掛ける宮大工もされているそうです

 

いくらコンピューターが発達しても、人による手仕事には勝るものはないのかなと思わされました

 

これからまだまだ工事は続きますが熱中症には気を付けて現場の方にはお願いしたいと思います

 

出来上がりがとても楽しみです

 

ではまた

 

 

 

 

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