blog夏を涼しく過ごす知恵
毎日暑いですね…。
そんな日こそ、昔の日本の家のつくりや素材の知恵を思い出します。
昔の家には「土間」と呼ばれる場所がありました。
外と内をつなぎ、靴のまま出入りできて、
作業や調理の場としても使われていた空間です。
今の時代「土間」がある家は少なく、
そこは「玄関」「エントランス」と呼ばれ、外と内の出入りの場として考えられている事が多いかと思います。
でも本来その場所には、「風の通り道」という大事な役割がありました。
土や石でできた土間は、夏でも表面がひんやりとしていて、
そこに風が通ると家の中へと涼しさを届けてくれます。
打ち水をした土間からすーっと風が抜けていくときの涼しさは、
自然の力を上手に借りた、昔の人たちの知恵そのものなんですね。
そしてソラマドの家でも、そんな考え方を大切にしています。
室内と外をやわらかくつなぐ土間は、ただの玄関や収納ではなく、
季節を感じたり、腰を下ろしてひと息ついたりする「暮らしの余白」のような場所。
エアコンだけに頼るのではなく、
家のつくりや素材、自然のちからをうまく借りながら、夏を快適に過ごす工夫をする。
「昔とは暑さが違うから…」
確かにそうではありますが、家の性能を上げて家の中に閉じこもるのではなく、
昔の人が当たり前にしていた暮らしの知恵と組み合わせてみるのはどうでしょうか?
改めて考えてみると、今の私たちの現代の暮らしに役立つことも多くあり、
上手に夏と付き合っていくために大切にしたい知恵なのかもしれません。
環境にも身体にも心にも寄り添いながら、
少しでも楽しく、快適に夏を過ごしたいですね。
ではまた。
*ソラマドの家 公式 Instagram*
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