blog時の家

第174回芥川賞を受賞した作品『時の家』
著者は、建築士の仕事をしながら作家活動をする鳥山まことさん。
同じ業界の方と知り、手にとりました。
とある家に住む三代の人々の人生をが代わる代わる描かれ、
誰もが住んでいる家という場所と記憶を、
家が語り手となり建築的目線や用語で細かく表現されています。
朝の光の入り方や床に落ちる影、
子どもの背が伸びていく壁の傷、
季節ごとに変わる風の匂い。
こうした何気ない時間が愛おしく感じられる空間は
きっと長く愛されていくんだろうなと感じました。
10年後、20年後、
この家で過ごした時間が好きだった。
そう思ってもらえる住まいをつくりたいと
改めて気づかせてくれる一冊です。
では、また。
