blogやわらかな境界線。
家の中には「つながっていたい場所」と
「少し落ち着きたい場所」があると思います。
その間にあるのが建具で、
中でも障子戸はふたつの気持ちを
上手に受け止めてくれる存在だと思います。
空けているときは隣の部屋とひと続きになり、
家族の気配や光、風を感じながら過ごすことができます。
一方で閉めると、ほんの少しだけ空間に区切りが生まれ、
気持ちも自然と落ち着いていきます。
障子越しに届く光も、この建具ならではの魅力で
強い日差しもやわらかく受け止めながら、
室内を明るくしてくれるので、
時間帯によって変わる光の表情も楽しむことができます。
最近の住まいでは障子戸を見かける機会が
少なくなりましたが、障子紙の変わりに
ガラスやポリカーボネイトと呼ばれる
割れない素材も使われています。
和室だけのものではなく、
今の暮らしにも馴染みやすくなっていると思います。
空間を仕切るためだけではなく、
暮らしの距離感を整えるための建具たちは、
やわらかな境界線となって
暮らしをそっと支えてくれている。
そんな存在だと感じています。
では、また。